指月殿(しげつでん)

指月殿

この地で死を遂げた鎌倉幕府二代将軍頼家の冥福を祈り、母北条政子が建立したもので、伊豆最古の木造建築といわれています。

指月とは経典を意味し、禅家が愛用している不立文字を解く言葉です。
建立の際、政子が寄進した宋版大蔵経は、大半が散失し僅か8巻しか残っていなく、そのうち「放光般若波羅密多経」の第23巻が静岡県指定文化財となっています。

指月殿

「指月殿」の扁額の実物は、宋の名僧一寧一山の書といわれ、修禅寺本堂に保存されています。

指月殿

本尊の釈迦如来坐像は、寄木造りで高さは203センチ、持ち物のないはずの釈迦像が右手に蓮の花を持っているのが特徴的です。

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